お肌トラブルに悩まされた人生

気づいたころにはニキビや肌荒れで悩み、大学受験時のストレスで大学入学後にひどいアトピー性皮膚炎に悩まされました。思春期で一番お年頃なのにも関わらず、人に会うのが億劫になり、悩み多き大学生時代だったことを思い出します。

自分のアトピー性皮膚炎がきっかけで漢方相談の道に。「お肌は内臓の鏡」ということを実感したのもこの時期でした。いくらビタミン剤やサプリメントを飲んでもなかなか治らなかったアトピー性皮膚炎が改善したこともあり、紆余曲折を経て漢方薬店を設立しました。

多くの方のお体をみていた中で、実は漢方薬だけでは治らない、ということに気づきました。病の原因は必ずあり、その原因を取り除かない限り、いくらよいものを体内に入れてもなかなか変化が出づらいのです。

病の原因の中でも一番多かったのが「食事」

よかれと思って摂り入れた「野菜中心」「油控えめ」で体調を崩していらっしゃる方々が非常に多かったのです。ご相談いただいていた方々は子宝相談、癌などいろいろなお悩みだったのですが、食事療法を導入していくことで、皆様のお肌も、そして私自身のお肌も快方に向かったのでした。

コロナ禍に入り、皆様の体調の変化を感じた頃、オリジナルのサプリメント作りがはじまりました。もともとお店には私のように敏感体質の方が多く集まっていたこともあり、コロナ禍に合わせて野草を数か月おきに見直し配合する、ということをやってきました。その際に感じたのは、同じ野草でも抽出の仕方によって効果が変わる、ということでした。特にいろいろな野草から抽出する植物性乳酸菌や油で抽出する植物のチカラに感銘を受けました。

お肌は十人十色。みんなが感動できる化粧品を作るのは至難の技と言えます。特にグリセリンやBGなども使わずに作る化粧品はとても難しいこと。なぜならば皆様がグリセリンの保湿感に慣れているので、グリセリンを使わずに満足していただけるものを植物のみで配合することは困難を極めるからです。(無添加化粧水はサラッとした仕上がりのモノが多いですよね)でも植物性乳酸菌や油抽出の植物ならば可能なのかもしれない。ならば挑戦してみようと思ったのがkomoneのはじまりです。

現代の救世主マコモとの出会い

マコモとの出会いは東邦大学薬学博士二階堂名誉教授に一番はじめにお会いしたとき。それまでは正直なところ、マコモはそんなに使うところないな~とスルーしていました。なぜならば見ていたマコモにあまりエネルギーを感じられなかったからです。

二階堂先生は長年マコモの研究に携わってこられました。もともと都心部のご出身ですが、生薬の栽培に適した安曇野の地に住まわれています。その先生が育てていらっしゃったマコモが本当に素晴らしかった。マコモはとても不思議な植物で、高熱にも耐えうるマコモ耐熱菌を有する一方、化学薬品は嫌う性質があります。相性の悪いものを一緒に配合すると腐敗してしまうのです。

漢方薬店でさんざんいろいろな植物を見てきましたが、こんな植物ははじめて。マコモという不思議な植物に魅了されていったのでした。

オーガニック認証JOCAにトライ!

もともと20年間漢方相談をしてきた経験から、できるだけ加工せずに植物を使うことが一番よい!ということは経験上わかっていました。漢方薬でもあらかじめ煮出して顆粒状にしたエキス顆粒よりも、そのままの生薬を煎じた方が効果が高くなります。

だからオーガニック認証JOCAの考え方にはとても賛同しましたし、JOCAの求める基準で化粧品を作ってみたい!と思いました。JOCAの求める基準はかなり高く、無農薬有機栽培、もしくは自然栽培であること、石油原料成分は一切NG、オイルであれば低温圧搾のものであることなど、かなりハードルは高いのですが、ハードルは高ければ高いほどいい。挑戦してみよう!と一念発起しました。

特に苦戦したのは

特に大変だったのは、「香り」です。皆様「発酵」の独特な香りわかりますか?マコモは納豆菌の類なので、いわゆる納豆臭さとの闘いが一番大変でした。

そこで大活躍してくれたのが「フルボ酸」。何回作り直したことか、、手順を変えたり特殊な技術を組み合わせたことで、ようやく発酵臭問題を解決することができました。

次に大変だったのが、本当によい素材で無農薬有機栽培のものを探すこと。なかには栽培前に除草剤のみ使っているものでとてもよいモノもあったのです。その代替品を探し、足りない部分をどう補うかを検討することに苦戦しました。

また、開発者のこだわりで一切グリセリンを使わないというポリシーの中で、どうやって潤いを持たせるのかというところも大変苦労しました。ちょうど開発した時期が秋から冬にかけてだったので、最初は大丈夫だった配合が、乾燥の強まりとともに足りなくなる、ということを繰り返したため、何度も何度も作り直ししました。

さらに乳化剤を使わずに油と液体をどうやって混ぜるのか、という点も非常に苦戦しました。

皆様の笑顔のために

私たちがモノづくりをする原点。それは待っていてくださる皆様の笑顔が見たいから。

モノづくりをしているときは、必ず誰かの顔が浮かんでいるんです。

本当によいものをお届けしたい。喜んでいる姿を見たい。

だから私たちは作り続けます。